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緊迫する中東情勢

米イスラエルとイランの戦闘が続くペルシャ湾岸、緊張が続くガザ情勢、イスラエルと周辺国の摩擦など、激動の中東情勢を伝えます。

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中東情勢で悲願のデフレ脱却? 市民の足値上げ、中国政府の誤算

中国の路上では電動バイクが所狭しと走っている=北京市で2026年4月11日、松倉佑輔撮影
中国の路上では電動バイクが所狭しと走っている=北京市で2026年4月11日、松倉佑輔撮影

 中東情勢の緊迫化が中国経済にも異変をもたらしている。エネルギー価格高騰の影響で、市民の必需品にも値上がりが波及。習近平指導部は景気の下支えに懸命だが、コスト増による物価上昇は想定外で、景気の先行きに影を落としている。

電動バイクが続々値上げ

 「商品は全部値上がりしますよ。材料の金属価格やタイヤの輸送費など全てが上がっているから」

 4月上旬、北京市内の電動バイク大手の販売店を訪れると、販売員の女性はこう嘆いた。

 バッテリーを備えたスクータータイプの電動バイクは、中国国内で最も普及している個人の移動手段だ。速度に制限を設けたタイプは運転免許が不要なため、自転車の2倍近い3・8億台が普及しているという調査もあり、通勤や通学など人々の生活になくてはならない存在となっている。

 販売員によると、この日の朝に本社から値上げ方針の通知が送付された。売れ筋の約3000元(約7万円)の車両は200元(約4700円)価格が上がる。大型モデルでは500元(約1万2000円)以上の値上げも見込む。

 各ブランドの販売店員や中国メディアによると、ほとんどの大手メーカーが4月からの値上げを決めた。業界…

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