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習近平の中国

習近平体制は党大会を経て3期目が始動。権力集中が加速する異例の長期政権は、どこに向かうのでしょうか。

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習近平氏、ベトナム最高指導者と会談 「周辺外交の優先対象」

中国の習近平国家主席=北京で2026年4月15日、ロイター 拡大
中国の習近平国家主席=北京で2026年4月15日、ロイター

 中国の習近平国家主席は15日、ベトナムの最高指導者で共産党トップのトー・ラム書記長(国家主席)と北京で会談した。国営新華社通信が報じた。ラム氏は7日に党序列2位の国家主席を兼務する異例の人事が国会で承認されたばかりで、中国が就任後初の外遊先となる。習氏は「両国関係の発展を高度に重視していることの表れだ」と歓迎した。

 会談で習氏は「国際情勢がいかに変化しても、中国は一貫してベトナムを周辺外交の優先対象と位置づける」と述べ、両国共産党のハイレベル交流や、新興分野での協力強化をしていく必要性を訴えた。トランプ米政権を念頭に「単独行動主義や保護主義に共同で反対し、自由貿易体制を守る必要がある」とも語った。

中国に到着し歓迎を受けるベトナム最高指導者で共産党トップのトー・ラム書記長(中央)=北京で2026年4月14日、cnsphoto・ロイター 拡大
中国に到着し歓迎を受けるベトナム最高指導者で共産党トップのトー・ラム書記長(中央)=北京で2026年4月14日、cnsphoto・ロイター

 一方、ラム氏は「中国との関係発展を最優先事項としていく」と強調し、貿易や投資、観光、科学技術などの分野での協力を強化していく考えを示した。

 ベトナムは中国と南シナ海で領有権問題を抱えるが、ラム氏は「海上の平和を守る」と強調した。「引き続き『一つの中国』政策を支持する」とも述べた。

 習氏は14日、米国などによるイラン攻撃を「国際法違反」と非難するスペインのサンチェス首相とも会談した。習氏は「中国とスペインはともにポリシーがあり、道義を重んじる国だ」と持ち上げ、「世界が(弱肉強食の)ジャングルの法則に戻るのを阻止し、国際秩序を守るべきだ」と訴えた。【北京・畠山哲郎】

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