東海林さだおさん死去 88歳 毎日新聞で「アサッテ君」40年

漫画家の東海林さだおさん=東京都杉並区で2019年11月18日、梅村直承撮影 拡大
漫画家の東海林さだおさん=東京都杉並区で2019年11月18日、梅村直承撮影

 毎日新聞に40年間、4コマ漫画「アサッテ君」を連載した漫画家でエッセイストの東海林さだお(しょうじ・さだお、本名・庄司禎雄=しょうじ・さだお)さんが5日、心不全で死去した。88歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻久江(ひさえ)さん。

 東京生まれ。子供のころから漫画家を志し、早稲田大在学中に、早大漫画研究会で腕を磨いた。1970年に「タンマ君」「新漫画文学全集」などで文芸春秋漫画賞を受賞。74年6月16日から毎日新聞に「アサッテ君」の連載を開始した。「モテない、カネない、度胸もない」サラリーマン、アサッテ君とその一家の情けなくもユーモラスな日々を描いた作品は2001年に日本漫画家協会賞大賞を受賞、14年12月31日の1万3749回まで続いた。この回数は当時の一般全国紙の連載漫画としては最長を記録した。

 息の長い仕事が多く、「週刊文春」の漫画「タンマ君」と「週刊現代」の漫画「サラリーマン専科」はいずれも60年代末からの連載。クスッと笑わせる小心な会社員の日常を描き続けた。エッセーの名手としても知られ、小説誌「オール読物」に「男の分別学」、「週刊朝日」に「あれも食いたいこれも食いたい」を連載。大のビール党で、串カツやラーメンなど庶民的なB級グルメへの愛を独特の「ショージ節」で書き続けた。

 97年に菊池寛賞、11年に旭日小綬章。

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