不登校の児童・生徒を対象とした「学びの多様化学校」が4月、高知県内で高知市といの町に開校した。特色のあるカリキュラムを編成しており、子どもたちの状況に合った学びの場を提供する。
学びの多様化学校は2023年、文部科学省が「不登校特例校」を改称。学習指導要領に縛られずに授業時間を減らすことなどもできる。四国では他に香川県三豊市にもある。
高知市では13日、同市桟橋通2の市立潮江市民図書館内に市立潮江中学校の分教室「SOLA(ソラ)」として開校した。1期生として中学2、3年生計13人が在籍する。
年間の総授業時数は通常の1015時間よりも少ない770時間。音楽、美術、技術・家庭科を横断的に学ぶ「クリエイティブ」や、道徳と特別活動を合わせ体験的に学ぶ「パレット」といった新設教科が導入されている。
開校式で高知市の桑名龍吾市長は「ここでは誰かと比べる必要はありません。昨日の自分と今日の自分を見つめ、自分の心地よい歩幅を見つけてください」と式辞を述べた。
同県いの町でも、町立伊野小学校と町立伊野中学校の分教室として学びの多様化学校が設置され、児童・生徒計8人が入学した。【山本芳博】