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ウクライナ侵攻

ロシアがウクライナに全面侵攻してから26年2月で4年を迎えます。現場では今、何が起こっているのか。トランプ米大統領が意欲を示す停戦の行方はーー。

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願うは平和 商店街イベントでウクライナ避難民が歌披露 北九州

ウクライナとウクライナ人について語るナディーヤさん(左)=北九州市八幡東区で2026年4月15日午前10時57分、宮本勝行撮影 拡大
ウクライナとウクライナ人について語るナディーヤさん(左)=北九州市八幡東区で2026年4月15日午前10時57分、宮本勝行撮影

 ロシアによる侵攻を受けるウクライナを離れ家族と福岡市で暮らすナディーヤ・ツビリュークさん(37)が15日、八幡中央区商店街(北九州市八幡東区)の「100円商店街」イベントで、歌とトークを披露し、日本と日本人への感謝を述べ平和を願った。

 ナディーヤさんはキーウに住みテレビ放映のプログラムを作る仕事のほか、MCや声優もしていた。そんな生活は2022年2月に始まったロシア侵攻で一変。「戦争が起こると信じていなかった。びっくりしてパニックになり、ストレスも多かった」という。

 仕事も失い、ウクライナ西部を経て3月に沖縄県に避難した。保育園で英語を教え、もっと日本語を勉強したいと23年7月に福岡市へ。今はアルバイトをして、両親、弟妹と5人で暮らす。「戦争が始まる前は来年や来月に『こんなことがしたい』と予定も立てられた。でも戦争の経験があると明日、来週、来月が遠い」

 もともと日本とは縁があった。06年に「キエフナイチンゲール合唱団」の一員として来日。約1カ月間各地を回り、日本が大好きになった。14年にはキリスト教の宣教師として来日し、教会を手伝ったこともあった。

ウクライナの歌を披露するナディーヤさん=北九州市八幡東区で2026年4月15日午前11時13分、宮本勝行撮影 拡大
ウクライナの歌を披露するナディーヤさん=北九州市八幡東区で2026年4月15日午前11時13分、宮本勝行撮影

 商店街の事務長、中尾真奈美さんとは新型コロナ禍前からの知り合い。「もっとウクライナを知ってもらい、平和について考えるきっかけになれば」(中尾さん)と、2月と8月を除く年金支給日に合わせて開くイベントへの登場が決まった。

 ナディーヤさんはまず中尾さんらの質問に答え、ウクライナにはボルシチの他にもおいしい料理がいっぱいあり、ウクライナ人は優しく、すぐに友達になれ歌が大好きなどと紹介。「平和な日本で家族と一緒に安心して住め、感謝しています」とお礼を述べた。その後、ウクライナ語で民謡など4曲を歌った。

 朝起きると「生きている」と神に感謝する。サポートしてくれた日本への謝意も深い。「日本が戦争を経験しないように」とも祈る。神への感謝を歌った4曲目のラストでは、日本語で呼びかけた。「ウクライナと日本を守ってください」【宮本勝行】

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