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上司の顔色をうかがってばかりの組織は危険である。極寒のロシアまで遠征を強いた仏皇帝ナポレオンや世界を混乱に陥れた独総統ヒトラーの周りには「イエスマン」があふれていた。
決然と誤りを指摘する部下こそ重要である。先月亡くなった米連邦捜査局(FBI)のモラー元長官はそんな存在だった。
長官就任の7日後に米同時多発テロ(2001年9月11日)が起きた。当時のブッシュ政権は国際テロ組織アルカイダをかくまうアフガニスタンを攻撃し、中央情報局(CIA)は拘束した容疑者を拷問にかける。
モラー氏はこれに反対し、部下に関与を禁じた。拷問現場に出くわしそうな時は部屋から出るよう指示している。
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