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ウクライナ侵攻

ロシアがウクライナに全面侵攻してから26年2月で4年を迎えます。現場では今、何が起こっているのか。トランプ米大統領が意欲を示す停戦の行方はーー。

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ウクライナ侵攻4年~戦禍に耐える

ドローン戦争が変えた男女差 操縦技術>体力・身体能力

攻撃型ドローン「バンパイア」の飛行訓練=ウクライナ東部ハルキウ州で2026年2月20日、宮川裕章撮影
攻撃型ドローン「バンパイア」の飛行訓練=ウクライナ東部ハルキウ州で2026年2月20日、宮川裕章撮影

 ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、抗戦するウクライナ軍では「ハーピーズ」の愛称で呼ばれる、主に女性兵士で編成する無人航空機(ドローン)部隊が新たに編成され、戦闘を支えている。隊員らの経歴はさまざまだが、総じて国を守ろうとする士気は高い。彼女たちは何を思い戦うのか。

  ◇主な内容
 ・指揮するのも女性
 ・根強い軍内の男性中心思考
 ・識者「社会の固定観念壊す」

 入隊4カ月のオソカさん(24)は大学院で生物情報学の修士課程を修了後、軍に志願した。友人たちを戦争で失い、「誰かを救うために何かをしなければいけない」と決意した。

 2022年2月のロシアによるウクライナ全面侵攻開始から4年以上が経過した。米国は25年1月に第2次トランプ政権が発足して以降、ウクライナへの支援を大幅に縮小している。

ドローンの操縦に「男女差ない」

 オソカさんは「全ての状況がこれまでと一変した」と語る。支援国に頼るだけではなく、ウクライナ自身が自立しなければならないとの思いを強くしたといい、「戦争に勝つまで軍に残る」と決めた。

 戦場ではいまドローンによる戦闘が主流となっており、このことが女性の軍への参加を促す契機となっている。ドローンの操縦に身体能力や体力面での男女差があまり関係ないためだ。

 オソカさんは「多くの装備品を持ち運ぶことができないため、私は歩兵部隊には参加しない。だがドローンの操縦には何の問題も感じない」と話す。ゲーム愛好家のオソカさんにとって、操作レバーの扱いに慣れていることがドローンを操作する上で強みにもなっている。

 入隊5カ月のムラベイさん(24)も、「…

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