過疎化の町、県立高の一角に公設の学習塾「格差なくなる」 島根
毎日新聞
2026/4/19 05:00(最終更新 4/19 09:02)
有料記事
1766文字
島根県の中山間地にある人口約3000人の川本町に2025年10月、異例の学習塾が誕生した。町内の県立島根中央高校の一角に、町が設置した公設民営の「島根中央みらいゼミ」だ。
平日の放課後から午後9時までと、土曜の午前10時~午後6時に開講。部活動が終わると生徒たちが次々にやってくる。受講料は町の補助があり、月額5500円(月4回)~7700円(月8回)と低く抑えられ、約50人が利用する。
運営は、北海道や大分県など全国の人口が少ない自治体で公設民営の学習塾を開く「Birth(バース)47」(東京都)が担う。藤枝慎也塾長ら講師2人は町に移り住んだ。「町の一員として高校と町の活性化に取り組む意気込みと受け取ってもらえた」という。
「平成大合併」協議から離脱
川本町は1955(昭和30)年、旧川本町と4村が合併して誕生した。国や県の出先機関などが集まる邑智(おおち)郡の中心地として、人口は当時、約1万2000人を数えたが、その後は過疎化が進んだ。
「平成の大合併」では、近隣自治体との合併を模索し、旧邑智町と旧大和(だいわ)村(ともに現・美郷(みさと)町)の合併協議に02年5月に加わった。
協議は一時、合併後の町の名前が決まるまで進んだ。しかし、本庁舎が…
この記事は有料記事です。
残り1236文字(全文1766文字)