富山市小佐波地区で150年以上前から伝わるすし料理「みょうが寿し」が継承の危機にひんしている。甘酢に漬けたミョウガのさっぱりとした味わいで、土産物として人気だが、担い手の高齢化や猛暑による材料不作に悩む。製造販売を手がける真田由香里さん(62)=同市=は「何とかして残したい」と話す。
4月初旬の午前5時半、市内の製造所。エプロン姿の女性が炊きたての白米を木のおけに入れて酢飯を作り、みじん切りにしたミョウガの甘酢漬けと混ぜ合わせた。別の女性が金属製の型に入れて押し固め、一口大のミョウガとマスをのせ、ササの葉で巻き、みょうが寿しができあがった。
ミョウガを使ったすし料理は岐阜県や高知県にもあり、小佐波地区では地区に自生し、鮮やかなピンク色でしゃきしゃきとした食感のミョウガを使うのが特徴。祭りなどで食べられており、1989年ごろから土産物として売られるように。イベントに出品すると並べたそばから売れるほどの評判になった。
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