縮小社会に生きる

第2部・令和の地方のリアル/3 鳥取 高校の定員割れ 「名門進学校」も変革の波 /中国

自分の受験番号を指して記念撮影をする合格者たち=鳥取市の県立鳥取西高で、阿部浩之撮影
自分の受験番号を指して記念撮影をする合格者たち=鳥取市の県立鳥取西高で、阿部浩之撮影

志願率0.96に衝撃

 藩校の流れをくみ、旧制鳥取一中を前身とする県内屈指の進学校・県立鳥取西高校(鳥取市)は、2024年度入試で志願倍率が初めて1倍を切り、地元に衝撃が走った。

 少子化が進み、全国の公立高校で相次いで志願倍率が過去最低となる中、伝統ある地方の名門校も例外ではなくなっている。26年度から始まる私立高校の授業料無償化の影響も指摘されるが、同校OBで3月末まで校長を務めた国岡進さんはそれだけではない若者の変化を感じている。

 「これはやばいことになる……」。23年の夏休み前、国岡さんは次年度の生徒募集に向けた中学校訪問をし、危機感を募らせた。同校を志望する生徒が例年より少ないと感じたからだ。そのため、11月の中学校訪問では、受験するか迷っている生徒には挑戦を勧めるよう学校に求めた。

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