鳥羽水族館(三重県鳥羽市)の雌のラッコ、キラが21日、18歳の誕生日を迎えた。大好物のイカなどでできたお祝いの特製アイスケーキがプレゼントされ、キラはおいしそうにほおばっていた。
誕生日をみんなで祝おうと、同館が今回、初めてケーキのデザインを公募。496通の中から、東京都の30代女性会社員が考案した「キラキラプレゼントBOX」が採用された。
材料としてイカやホタテがふんだんに取り入れられ、デザインはこれまでにない「箱形」。発案した女性は13日に来館し、飼育係と一緒にケーキ作りに取り組んだ。
ケーキを装飾するため、年齢の「18」や名前「キラ」の文字、ハートや星の形にイカを切り抜いたほか、イカの足を丸めて凍らせた「イカゲソボール」も考案した。
これらを詰め込んだアイスケーキは縦26センチ、横34センチ、高さ3センチ。ホタテの花がちりばめられ、側面もイカやホタテで飾られた。
受け取ったキラはまず「ラ」の字を剥がして食べ始め、その後も好物で彩られたアイスケーキを水面にプカプカ浮かせながらゆっくり味わった。
ケーキを作った女性は、特典としてラッコ水槽の最前列でこの光景を見守った。女性は「キラちゃんらしくマイペースで食べてくれた。これからも元気で過ごしてほしい」と話していた。
現在、国内で飼育されるラッコは鳥羽水族館のキラとメイの雌2頭のみ。ともに高齢で、メイは5月9日に22歳の誕生日を迎える。【下村恵美】