「ハイウェイウォーカー」が4月号で休刊 「まっぷる」に移行
東日本高速道路(NEXCO東日本)は、20年間無料配布してきた月刊の「ハイウェイウォーカー」を、4月号を最後に休刊した。紙の地図ではB2判で折りたたみ式の「ハイウェイまっぷる」を発行し、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)での提供を続ける。
「ハイウェイウォーカー」は、A4判44ページ(東日本版)。日本道路公団の民営化に伴い、北海道と東日本(東北、関東、信越エリア)の高速道路を管轄する同社の発足間もない2006年4月に創刊された。
角川書店が発刊したタウン誌「東京ウォーカー」(20年休刊)のスタイルで、角川アスキー総合研究所が編集。高速道路地図やSA・PAの設備のほか、観光スポットやグルメの特集なども掲載してきた。
だがインターネットの普及に伴い、北海道版は24年4月号からウェブ版だけになった。中日本高速道路(NEXCO中日本)も、22年に紙媒体配布をやめてデジタルサービスへ移行している。
一方で今年1月、「ハイウェイウォーカー」の休刊が発表されると、「東日本も廃止か」「スマホの小さい画面で地図を見ても、距離感がピンとこない」などとSNSなどで危惧の声が出ていた。
新媒体「ハイウェイまっぷるSA・PAガイドマップ」は、地図・観光ガイド「まっぷる」シリーズで知られる昭文社と組み、紙媒体は年4回発行。地図と道路施設案内に内容を絞り、グルメ・観光情報の発信をウェブ中心にする。第1号は9日に無料配布が始まり、東日本版を年間延べ200万部、北海道版を同10万部、各地のSAやPAに置く。
東日本高速道路広報課の担当者は「情報収集の方法が多様化する時代に合わせる一方、紙の地図は見やすく、お客様の利便性が高いため残す判断をした」と説明する。
埼玉県東松山市の高坂SAで手にした東京都中野区の男性(70)は「次はどこのSAで休憩しようか、途中で降りて寄り道しようか、と考える時は、やっぱり紙の地図はあった方がいい」と話していた。
首都高速道路はフリーマガジンの「首都高るるぶ」と、折りたたみの地図「首都高ドライブMAP」を年4回ずつ、西日本高速道路(NEXCO西日本)は折りたたみの地図「高速道路ガイドマップ」を年6回発行している。【早川健人】