千葉県は23日、県内の猫で初めてマダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の発症を確認したと発表した。SFTSウイルスは人にも感染するが、県内で人の症例はまだ報告されていない。
県によると、感染が確認されたのは屋内外で飼育されている猫で、飼い主の居住地は公表していない。13~14日に食欲低下や嘔吐(おうと)などの症状で動物病院を受診し、17日に陽性の検査結果が出た。
SFTSはマダニに刺されることで感染する。県は対策として、外を散歩した後のペットは目の細かいクシをかけマダニを取る▽マダニ駆除剤を使う▽ペットの体調不良時は早めに動物病院を受診する――などを呼びかける。
SFTSは2013年に国内で初めて人への感染が確認された。国立健康危機管理研究機構によると、25年に国内で報告された患者数は191人で、そのうち少なくとも15人が死亡した。【平塚雄太】