大槻ケンヂさんの「本業」と「業」 還暦迎えて語るその原点

3冊目となる詩集を編んだ大槻ケンヂさん=提供写真
3冊目となる詩集を編んだ大槻ケンヂさん=提供写真

 「自分を小説家だとは考えていないし、ミュージシャンだとも、そんなに思わないんです」

 大槻ケンヂさんはロックにアニメソング、小説、エッセーと、ジャンルをまたいでサブカルチャーの最前線を走り続けてきた。そんな肩書にとらわれない表現者が、唯一「本業」と自負しているのが作詞だ。

 このほど還暦を迎え、詩集『幻と想 03―25』(百年舎)を刊行した大槻さん。その原点は、小学生の時に書いた一編の詩にある。

“詩人”の成功体験

 <ぼくがぶつと うらべ君はへのへのもへじのような顔をした>

 宿題として詩を課され、友人とのけんかについて書いて提出した。担任の先生から返ってきたのは、思わぬ称賛の言葉だった。「お前は詩人だ…

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