平安は「殿」/室町から「殿・様」混在/大戦後「様」が増
手紙の宛先に書く氏名に対して、敬意を込めて書く殿や様などを「敬称」といいます。その使い方について、毎日書道展審査会員の本波棲亭さんに解説してもらいました。
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敬称は昔からありました。たとえば、平安時代には「右大臣殿」などと使われました。高貴な人が住む屋敷は御殿(ごてん)と言われ、殿はその屋敷に住む人を表現するようになりました。鎌倉時代の征夷大将軍を指す「鎌倉殿」もその一例です。
目上の人に殿を付けることが一般的でしたが、「婿殿」「母殿」のように一般の人にも使われるようになりました。江戸時代になると武士たちの間でも殿を使うようになりました。
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