中国、ミャンマー親軍政権支持を強調 王毅外相が新大統領と会談
毎日新聞
2026/4/26 16:09(最終更新 4/26 16:09)
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ミャンマー親軍政権の大統領に就任したミンアウンフライン氏は25日、首都ネピドーで、中国の王毅外相と会談した。王氏は大統領選出に祝意を示すとともに、「長期的発展」への期待を表明し、国際社会でミャンマーを支持する中国の立場を強調した。
ミャンマー国営紙によると、内戦が続く国境地域の安定や円滑な貿易の促進、国内の和平プロセスの再建などを協議。東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力強化についても議論されたという。新華社通信は、王氏がミャンマーのASEANとの関係強化を支持する考えを示したと報じた。
ミャンマーでは昨年12月から今年1月にかけて総選挙が実施された。主要な民主派は排除され、親軍勢力が上下両院の8割超を占めて圧勝。2021年2月のクーデター以降、国軍トップとして軍事政権を率いてきたミンアウンフライン氏が大統領に選出された。
日本や欧米諸国は総選挙の結果を承認しておらず、親軍政権は中国やロシアへの依存を強めている。ミンアウンフライン氏は10日の就任演説で国際社会への関与拡大を目指す考えを示しており、中国の後ろ盾を背景に、ASEANとの関係立て直しを図るとみられる。【バンコク小泉大士】