川の水くみ上げてヘリで散布 大槌の山林火災、懸命の消火活動

山林火災の煙が舞う中、川の水をつり下げて上昇するヘリコプター=岩手県大槌町で2026年4月26日、工藤哲撮影 拡大
山林火災の煙が舞う中、川の水をつり下げて上昇するヘリコプター=岩手県大槌町で2026年4月26日、工藤哲撮影

 岩手県大槌町内では26日、風向きの影響から火の勢いは西側に向かい、山間部の各地が白煙に覆われた。川の水をくみ上げてヘリが散布するなど、懸命の消火活動が続いていた。大槌川上流の和野地区周辺では、白煙がいくつも上がり、住民が不安そうに眺めていた。60代の女性は「杉や松の木が多く、火の粉がこちらに飛んでこないか心配。安心して眠れない」と案じていた。

 大槌川の脇の広場には消防隊員が集まり、ポンプでくみ上げた川の水をヘリがつり下げ、山に放水していた。だが炎や煙の勢いは収まっていない。三陸沿岸道のトンネルの出入り口付近真上の山林も燃えていた。国交省によると同日午後7時半から大槌―山田南インターチェンジ間を通行止めにした。

 町によると、消防や自衛隊の活動は約1500人規模になり、6機の防災ヘリと自衛隊機などが散水している。【工藤哲】

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