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より良い医療を受けたい――。どんな患者も持つ思いだろう。ただ、正しい選択をしなければ、命にかかわるリスクもある。
「そうだろうな」と感じる結果だった。国立がん研究センターなどの調査に、がん専門医約800人が答えたものだ。約6割の医師が、自らの患者から自由診療に関する相談を受け、多くが実際に受診したとみられるという。
自由診療は、十分な科学的根拠がなく国の承認を得ていない治療だ。公的医療保険の対象ではなく、患者は治療費全額を負担する。必要な治療が遅れる弊害もある。国が承認した治療法は、効果や安全性の面から現時点でベストのものと位置づけられる。にもかかわらず、治療がうまく進まないときなど自由診療に「頼りたい」と考える患者は少なくない。
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