「白木蓮(はくもくれん)のつぼみの頃は世にありし」。弟が亡くなった翌年、母が詠んだ句である。白木蓮の花を見ると、弟のことを思い出す。弟は38年前の3月27日に突然亡くなった。
幼い頃から病弱で、小3の時はいじめにも遭った。私はちょうど校内の週番長をしていたので、弟の教室に入るなり、いじめっ子に「今度いじめたら承知しないよ。私には学年一強い子分がいるから覚えておきなさい」と、たんかを切った。怖い姉さんがいると評判になり、その後いじめられることはなかった。
弟は中学ではブラスバンド部に入り、ピッコロを吹いていた。音楽が大好きで、大人になってからはいつもギターを爪弾いていた。帰省すると、よく弟の部屋からギター曲が流れていた。職場でも一切人と争うことはなく、心から優しい人と言われていた。わが家の3人の子も大層可愛がってもらい「修ちゃん大好き」とよく言っていた。
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