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米イスラエルとイランの戦闘が続くペルシャ湾岸、緊張が続くガザ情勢、イスラエルと周辺国の摩擦など、激動の中東情勢を伝えます。

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イスラエルはなぜイラン敵視? 死傷者多数も国民6割が停戦反対

イスラム組織ハマスの越境攻撃の際、焼き払われた住宅=イスラエル南部ベエリで2024年4月11日午後1時4分、松岡大地撮影
イスラム組織ハマスの越境攻撃の際、焼き払われた住宅=イスラエル南部ベエリで2024年4月11日午後1時4分、松岡大地撮影

 米国とイランの間で停戦が続く中、イスラエルのネタニヤフ首相は戦闘再開の構えを崩していない。イランとの戦闘で国内では多くの死傷者が出たにもかかわらず、国民の6割が「停戦に反対している」との世論調査結果も出ている。イスラエルがこれほどまでにイランを敵視するのはなぜなのか。

 「我々はイランでの仕事を終えていない」。ネタニヤフ氏は20日、エルサレムで開かれた戦没者追悼式典でこう語り、戦闘を続ける意思があることを改めて強調した。

 イスラエルは2月末、米国とともにイランに先制攻撃を仕掛けた。核・ミサイル開発を続けるイランがイスラエルに対し、「国家存亡の脅威を与えている」という理由からだった。

 大きなきっかけとなったのが、2023年10月に起きたパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスによる越境攻撃だ。ガザとの境界のフェンスが破られ、イスラエル人ら約1200人が殺害されて250人以上が拉致された。

 イランは近年、中東各地でハマスなど親イラン武装組織を支援し、イスラエルを囲むような形で、「抵抗の枢軸」と呼ばれる武装組織のネットワークを築いてきた。

 ネタニヤフ氏の元側近で国家安全保障顧問を務めたヤーコブ・アミドロール氏は「ハマスの…

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