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変容するアメリカ~米中間選挙2026~

トランプ米政権の行方を左右する「中間選挙」が2026年11月に行われます。米国社会の実情、国民の本音、地域によって異なる選挙情勢などを多角的に伝えます。

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MAGAは「トランプ離れ」しているのか 米識者でも割れる分析

トランプ米大統領が演説する集会の会場前でトランプ氏への支持を示す旗を掲げた車両=米西部アリゾナ州フェニックスで2026年4月17日午前11時56分、金寿英撮影
トランプ米大統領が演説する集会の会場前でトランプ氏への支持を示す旗を掲げた車両=米西部アリゾナ州フェニックスで2026年4月17日午前11時56分、金寿英撮影

 トランプ米大統領の岩盤支持層である「MAGA(マガ)」派の「トランプ離れ」は起きているのか。米国の有識者の間でも分析は割れている。米政治に詳しい2人の識者に、11月の中間選挙の展望を聞いた。【聞き手・ワシントン金寿英】

 米バージニア大のラリー・サバト教授「MAGA派が愛しているのは…」

 中間選挙の最大の争点は対イラン軍事作戦ではなく、あくまでガソリン価格の高騰など経済だ。

 トランプ大統領は各施策が効果を発揮して「物価は下がった」と主張している。しかし、実際に週に数回、食料品店で買い物して、現実の物価状況を肌で実感している国民には響かないだろう。

 物価が高止まりしている中で原油輸送の要衝、ホルムズ海峡での封鎖状態の長期化がガソリン急騰など経済の悪化を招いている。世論の多数はイランとの紛争を続ける米政権の説明に納得せず、反発を募らせている。

民主党が下院選敗北なら「衝撃的」

 連邦議会で共和党の議席がわずかに上回る中、民主党が下院選で過半数を確保できなければ衝撃的だ。

 上院選については半年先の状況を判断するには時期尚早だと思うが、改選対象となる選挙区事情などから共和党が多数派を維持するとみている。

 ただトランプ氏の失政が今後も続けば、現在は優勢、または共和党寄りとなっている選挙区でも民主党に傾く可能性がある。実際に複数の共和党の地盤で…

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