宝塚トップからベティーちゃんに 礼真琴さんが大変身で開く新章
歌よし、踊りよし、芝居よし。三拍子そろった元宝塚歌劇団星組トップスターの礼真琴さん。2025年8月の同歌劇団退団後、初めてミュージカルの舞台に戻ってくる。
ファン待望の卒業第一作でふんするのは「ベティーちゃん」。長年にわたり世界で愛されてきたキャラクターだ。
「男役を究めてきた自分に対し、彼女はセクシーさとキュートさを極めた存在。私に足りない部分を一番持っているので、がんばって追いつきたい」と意気込む。
楽しくハッピーなミュージカル
出演するのは「BOOP!The Musical ブープ!ザ ミュージカル」。1930年代に誕生した米国のアニメキャラクターを主人公に、25年にブロードウェーで上演され話題を呼んだ。今回が日本初上陸となる。
手がけるのは、「キンキーブーツ」や「PRETTY WOMAN The Musical」などで知られるカリスマ演出家のジェリー・ミッチェルさん。彼に会うため、礼さんはニューヨークへ飛んだ。
「ジェリーさんはポジティブなオーラをまとった方。一緒にいるだけで幸せになります。つい最近まで男役だった私が、女性として舞台に立つことへの不安をお伝えすると、『大丈夫だよー』と明るく励ましてもらいました」
白黒アニメの世界から、ひょんなハプニングで21世紀のニューヨークに紛れ込んだベティー ブープの物語。
「ノリノリのジャズのスイングやグッとくるバラード。華やかなダンスもあってハッピーでほっこりする作品」と礼さんはアピールする。
今の自分にぴったり
未知の世界に飛び込んで行くベティー役は、まさに「今の自分にぴったり」だと語る。
男役として絶対的存在感を放ってきた礼さんにとって、卒業後の数カ月は驚きと発見の連続だった。
「街を歩いていると、男性と女性の歩き方に目が行きます。同じ女性でもスカートをはいている方とズボンを…
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