「はかた地どり」のおかゆ、九州初の宇宙日本食に 福岡・久留米
毎日新聞
2026/4/29 10:26(最終更新 4/29 10:26)
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JAXA(宇宙航空研究開発機構)が常温での保存や製造工程の衛生管理などの基準を定める「宇宙日本食」に、福岡県久留米市の食鳥処理販売会社「福栄組合」が開発した「はかた地どりともち麦のお粥(かゆ)」が、九州の企業で初めて認証された。【宗岡敬介】
宇宙日本食の認証は、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士向けに開発された商品で、ハウス食品のレトルトカレーなど4月1日時点で52品目がJAXAから認証されている。
28日は福岡市の福岡アメリカンセンターにお粥(かゆ)のほか、放置竹林対策にもつながるメンマや雑穀米ぜんざいなど県内企業が開発した宇宙食が並び、ISSに計311日滞在した米国宇宙飛行士のチェル・リンドグレン氏(53)らが試食した。
リンドグレン氏は「全ての宇宙食がおいしかった。食べなくてはいけないという強制的な食事より、食べたいと思えるものがあることは素晴らしい」と太鼓判を押した。
保存に優れた宇宙食は防災食にもつながりやすく、福栄組合の中垣誠社長(65)は「災害食の認証も目指していきたい」と意気込んだ。