「幸せいっぱい」能登被災地で「花嫁道中」 出会いはウクライナ
2024年1月に起きた能登半島地震の被災地、石川県七尾市で29日、新郎新婦が通りを練り歩く「花嫁道中」があった。復興に向けた歩みを進める市中心部に、和装姿の2人が華やかな彩りを添えた。
新郎新婦は、埼玉県出身の比留間希星(ときや)さん(28)と、ウクライナ出身のサヴェンコ・ヴァレリヤさん(24)。2人は、比留間さんがウクライナに留学中の21年に知り合って交際を始め、22年2月に始まったロシアの軍事侵攻のため日本へ避難。24年春に石川に移住し、翌年7月に結婚した。
能登地方では、新婦側が用意したのれんを新郎宅の仏間の入り口にかける「花嫁のれん」という風習がある。地元商店街は約20年前から、毎年この時期に風習を紹介する催しを開催。花嫁道中もその一環で行われてきたが、新型コロナウイルス禍や地震の影響で過去4年は実施できなかった。
催しが20回目を迎える今年は地元商店主らが復活を企画。この日、はかまと色打ち掛け姿の2人は、被災家屋の解体で更地もある商店街の通り約150メートルを30分ほどかけてゆっくりと練り歩いた。道中を終え、比留間さんは「地元の人に祝福してもらい、幸せでいっぱい。周囲の人に支えられていることを感じた」と喜び、サヴェンコさんも「この思い出を大切にしたい。ウクライナの平和を願いながら、能登の良さを発信していきたい」と話していた。【岩本一希】
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