熊本大の災害ボランティア「熊助組」 備品などの資金確保へCF

寄付を呼びかける学生団体「熊助組」の(右から)諸隈晄太朗さん、國方美月さん、石留幸奈さん=熊本市内で2026年4月27日午前11時42分、日向米華撮影 拡大
寄付を呼びかける学生団体「熊助組」の(右から)諸隈晄太朗さん、國方美月さん、石留幸奈さん=熊本市内で2026年4月27日午前11時42分、日向米華撮影

 熊本大工学部公認の災害ボランティアサークル「熊助組(くますけぐみ)」が、活動資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。支援活動に欠かせない交通費や備品などを確保するためで、学生たちは「先輩方が続けてきた大切な活動を今後も続けていきたい」と協力を呼びかけている。11日まで。

 熊助組は2007年に同大工学部の学生が設立し、15年に工学部公認のサークルになった。16年の熊本地震では発生直後から避難所運営や家屋の片付けなどに奮闘した。新型コロナウイルス禍のさなかに起きた20年7月の豪雨災害でも、健康管理を徹底した上で、民家の土砂の排出などの支援を続けた。

 活動は被災地での災害復旧支援にとどまらず、子どもへの防災教育や被災地でのニーズ調査、復興や防災に関するイベントへの参加など多岐にわたる。現在は約80人の学生が所属し、今年も依頼を受けた防災教室の準備を進めるなどしている。

 一方で、活動継続に必要な資金の確保は年々困難になっている。同団体によると、これまでは活動に理解を寄せる個人や団体からの寄付金、災害時の自治体からの助成金などで活動が支えられてきた。しかし、寄付金が年々減少していることに加え、活動地域が全国に広がり、夏の猛暑に対応した備品の更新も必要となり、資金繰りが厳しくなった。

 クラウドファンディングの目標金額は250万円。サークルの代表で大学4年の國方美月さん(22)は「多くの方に寄付をいただき本当にありがたい。私自身、活動を通してひとごとだった自然災害や防災が、より身近になった。防災は難しいことではなく、できることがたくさんあると次の世代にも学んでほしい」と活動継続の意義を語った。

 寄付は熊本市のCF企業「グローカル・クラウドファンディング」のホームページから申し込むことができる。【日向米華】

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