被爆直後の救護拠点「旧広島逓信病院」が資料館に 1日から公開

原爆投下直後から救護活動に奮闘した医師らの様子を伝えるパネル=広島市中区東白島町で2026年4月30日午前9時25分、柳楽未来撮影 拡大
原爆投下直後から救護活動に奮闘した医師らの様子を伝えるパネル=広島市中区東白島町で2026年4月30日午前9時25分、柳楽未来撮影

 原爆投下直後から救護活動の拠点となった被爆建物「旧広島逓信病院外来棟」(広島市中区東白島町)が改修され、原爆資料館(同区)の付属施設として5月1日から一般公開される。病院が壊滅的な被害を受けながら、次々と運び込まれる負傷者の救護活動に奮闘した医師たちの記録写真などを展示している。

 新しい名称は「旧広島逓信病院外来棟平和資料館」。外来棟は1935年に現在の場所に建設された鉄筋2階建て約700平方メートル。爆心地から北東約1・4キロにあり医療機器の大半は壊れたが倒壊を免れたため、被爆した人たちの救護拠点となった。中国郵政局(当時)が95年から一部を無料公開し、市に寄贈された2018年からは予約制で公開されていた。

原爆投下直後から救護活動に奮闘した医師らの様子を伝えるパネル=広島市中区東白島町で2026年4月30日午前11時19分、柳楽未来撮影 拡大
原爆投下直後から救護活動に奮闘した医師らの様子を伝えるパネル=広島市中区東白島町で2026年4月30日午前11時19分、柳楽未来撮影

 新展示は1階の約130平方メートル。自らの体験を著書「ヒロシマ日記」で世界に伝えた当時の院長・蜂谷道彦氏ら病院関係者の記録を写真やパネルで紹介する。旧手術室や旧消毒室には当時のタイルが残るほか、関係者の証言映像などを流す「映像シアター」も改修に合わせて新設された。

 30日に開館記念式があり、当時勤務していた勝部玄医師の次男、宥二さん=大阪府河内長野市=は「なるべく多くの人に見てもらい、ノーモア・ヒロシマの思いを後世に伝えてほしい」と語った。

 入場無料。開館時間は午前9時~午後5時で、月曜休館。【柳楽未来】

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