国連安全保障理事会は30日、北朝鮮の核・ミサイル開発を巡る制裁の履行状況について協議した。
安保理では、2025年11月から26年4月にかけ、北朝鮮の港から5隻の船が石炭や鉄鉱石を積み込み、他国へ輸出していたとする英国のNGO「オープンソースセンター」の衛星写真を使った分析が発表された。輸出で得た資金は核開発などに使われた可能性がある。
北朝鮮を巡っては、専門家パネルが制裁の履行状況を調査していたが、24年に常任理事国のロシアが拒否権を行使し、活動を中止している。
米国は「制裁違反を見逃した国は、意図的に北朝鮮の核開発を助けたことになる」と指摘。非常任理事国のデンマークは、北朝鮮はロシアのウクライナ侵攻に協力しており、違反を放置することは国際社会の平和に影響すると訴えた。
一方、ロシアは「オープンソースセンター」について、英国政府に近い「偏った専門家」と指摘し、発表内容を認めない姿勢を示した。【ニューヨーク三木幸治】