外国人労働者を受け入れる在留資格「特定技能」を取得したインドネシア国籍の男性3人が、愛知県豊田市で4月末、名鉄バスの路線バス運転士としてデビューした。特定技能外国人のバス運転士は東京や大阪を中心に20人超いるが、中部地方では初めて。運転士不足の解消に向け、活躍が期待されている。
流ちょうな日本語で呼びかけ
同市内で1日にお披露目式が行われ、アッザム・アル・アンタルさん(30)は「運転士になれて最高にうれしい。責任は大きいがやりがいがある」と笑顔を見せた。運転席に乗り込むと慎重に安全確認を行い、流ちょうな日本語で「事故防止のため、扉が開いてから席をお立ちいただくようお願いします」と乗客に呼びかけた。式に出席した中部運輸局の小川賢二・愛知運輸支局長は「地域の足を維持するうえで大変大きな一歩」と語った。
日本バス協会によると、2030年には全国で3万6000人の運転士が不足する見込み。名鉄バス(運転士約1400人)でも労働力の確保が課題となっており、一部路線では減便やダイヤ調整など不足による影響が生じている。
「左側通行、右側ハンドル」共通
政府は24年3月、特定技能の対象に「自動車運送業」を追加し…
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