北九州市小倉北区の私立西南女学院中学校は1日、2027年度以降の生徒募集を停止すると発表した。「少子化の進行や教育環境の変化などで近年、入学希望者数が著しく減少している」のが要因としている。
同中は1947年に開校し、現在市内では唯一の私立中高一貫の女子校だが、29年度には高校のみとなる。
同日会見した学校法人の向雅彦理事長らによると、26年度の入学者数は定員80人に対し、希望者は90人程度、実際の入学者は25人だった。最近5年間平均の定員充足率は33%にとどまるという。
少子化の影響で男女共学化へと転換する学校が増える中、同校でも検討されていたが、結論を出す前に、志願者数の減少が一気に進んだという。
定員に満たない状態は00年度以降続き、07年度には定員を1学年210人から現定員へと大幅に減らした。このため1980~90年代に700人近くいた生徒数は現在は66人となっている。
既に生徒や保護者への説明は終えており、同中・高校の松下範枝校長は「生徒の期待に応えられなかった責任を痛切に感じている。高校を何とか充実させたい」と語った。【谷由美子】