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美国とチャイナ~米中の境界で~

トランプ米大統領の訪中を前に、米社会の中国人への取材を通して、米中関係の現在地を探ります。

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美国とチャイナ~米中の境界で~

ニューヨークのチャイナタウン 中国の「スパイ活動の最前線」

全米最大規模の「チャイナタウン」がある米東部ニューヨーク・フラッシング。2月中旬に訪れると、住民らが春節を祝っていた=2026年2月17日
全米最大規模の「チャイナタウン」がある米東部ニューヨーク・フラッシング。2月中旬に訪れると、住民らが春節を祝っていた=2026年2月17日

 「歴代のどの米政府からも私のグループが直接支援を受けたことはない。だが、我々が米国内で活動できているということこそが重要なのだ」

 巨大なチャイナタウンがあるニューヨークのフラッシング。中国出身で著名な在米民主活動家の王軍濤さんは2月中旬、春節(旧正月)を祝う太鼓の音が窓越しに聞こえてくる事務所でこう強調した。だが、こうも吐露する。「ここは中国のスパイ活動の最前線だ。1人を逮捕すれば、終わりという話じゃない」

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活動仲間の刺殺事件

 実は、王軍濤さんとともに民主化活動に取り組んできた歴史家の王書君氏が2022年3月に米連邦捜査局(FBI)に逮捕される2日前、2人の活動仲間だった李進進さん(当時66歳)が刺殺される事件が起きていた。李さんは移民を専門に扱う弁護士でもあった。中国から米国への亡命申請の依頼を無料で請け負うこともあった。

 容…

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