世界文化遺産への登録が期待される「飛鳥・藤原の宮都」について、奈良県は1日、明日香村飛鳥の県立万葉文化館にガイダンスコーナーを開設した。明日香村と橿原、桜井両市にある全19構成資産をパネルで解説し、観光客が「飛鳥・藤原」を探訪するスタート地点の役割を果たす。
解説パネルは計28枚あり、「古都奈良の文化財」(奈良市)など県内で既に登録されている三つの世界遺産も紹介している。視覚障害者が触って古墳などの形が分かる触察模型も設置した。コーナーの説明は万葉文化館のボランティアガイドが担当する。
県が2025年8月に実施した県民アンケートによると、19資産の中で最も知名度が低い「中尾山古墳」(明日香村)は、県民の76・3%が「行ったことがない」と回答した。こうした資産を含め、「飛鳥・藤原」の重要性を広く認知してもらうことが登録に向けての課題になっている。
同コーナーは無料。問い合わせは万葉文化館(0744・54・1850)。【皆木成実】