能登地震

笑顔は万能薬 福がきます 山林火災の岩手・大槌町へ寄せ書き 交流続ける能登町児童生徒ら /石川

 一日も早く元の生活に戻れますように――。4月22日に大規模な山林火災が発生した岩手県大槌町に、遠く離れた場所から思いを寄せる人たちがいる。2024年の能登半島地震で被災した石川県能登町の小学生や高校生、公民館職員らだ。専門家から被害の状況を聞いた住民らは、被災者へ寄せ書きをしたためた。【中尾卓英】

 能登町の小木公民館では1日、大槌町の山林火災に関する報告会が開かれ、岩手大の坂口奈央准教授が、油分を含んだ人工林が乾燥と強風などで燃え広がり、平成以降で国内2番目の焼失面積を記録したことなどを紹介。現地調査もしたという坂口准教授は「地元の消防団員が背負った水やクワを使って家屋への延焼を食い止めた」と説明した。

 大槌町では8日ぶりに避難指示が解除されたが、同公民館主事の横山宏枝さん(57)は「避難のつらさは2年前の私たちと同じだ」と被災者らを思いやった。さらに東日本大震災後、15年間で10ヘクタール余りの山地にスギなどを植樹してきた大槌町のNPO関係者が再び森づくりを始めようとしていることを聞き、「今度は私たちが、次の世代、次の被災地に支援の『恩送り』をする番だ」と感じ、周囲に寄せ書きを呼びかけた。

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