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町へ出よう 書を探そう

本離れやネット購入の普及など逆風の中でも、個性的な取り組みで注目される書店が各地にあります。そんな本屋さんを訪ね歩いてみました。

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心のすきま、埋める存在になりたい 「ローソンまちの本屋さん」

福田歩未さん(左)と上司の須賀明浩さん。左側が書店スペースで、右側は通常のコンビニスペース=川崎市多摩区で4月2日午前11時17分、高橋昌紀撮影
福田歩未さん(左)と上司の須賀明浩さん。左側が書店スペースで、右側は通常のコンビニスペース=川崎市多摩区で4月2日午前11時17分、高橋昌紀撮影

 おにぎり2個買うとドリンク1本もらえる!――。売り場入り口にそんな横断幕が掲げられ、おなじみの「青地に白のミルク缶」のロゴが目立つ、川崎市多摩区のコンビニエンスストア「ローソン向ケ丘遊園南店」。おなじみでないのは、外に「本」と大きく書かれた看板があることだ。

 コンビニで本を扱うといっても、よくある書籍棚とは一線を画する。店の売り場面積の約2割、84平方メートルに約6000点が並ぶ。4月初め、特設コーナーには新入生向けや人気コミックのほか、「本屋大賞」のノミネート作などもあった。

 駅から徒歩2分、その駅から小田急線の急行で新宿まで約20分という立地。通勤・通学客を意識し、エンタメ、ビジネス、資格関係の書籍などに力を入れる。「強みの一つは24時間営業。注文した本はいつでも受け取ることができる。ネットの宅配よりも便利です」。店長の福田歩未さん(44)は胸を張った。

地域貢献も、経営面の利点も

 書店併設のコンビニ店舗という事業モデル「LAWSONマチの本屋さん」の1号店は2021年6月、埼玉県狭山市にオープンした。

 出店条件は、…

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