北九州市戸畑区の市立美術館本館に、地元を拠点に活動するクリエーターによる自主制作小冊子「ZINE(ジン)」の販売コーナーがお目見えした。美術館の魅力向上を目指す一環といい、同館を訪れる美術愛好家を中心に来店を呼びかける。
ジンの名称は、雑誌の「MAGAZINE(マガジン)」に由来。市内ではこれまで、イベントやポップアップストアなどで取り扱われてきたが、気軽に手に取ってもらおうと常設の販売拠点を開設した。
現在開催中の特別展「日本近代洋画への道-山岡コレクションを中心に」(毎日新聞社など主催)の開会に合わせて4月29日に開設。本館エントランスにある美術館ショップの一角に「北九州ZINE&ART STORE」と掲げ、デザイナーや建築士、写真家の7人が手掛けた冊子やポストカード、缶バッジ、マグカップなど約30種が並ぶ。
運営は地域ブランディングに取り組む企画会社「三角形」(八幡西区)で、福岡佐知子社長(48)は「地元ゆかりの作家による冊子ばかりなので、ぜひ手に取ってもらいたい」とPR。冊子を手掛けたデザイナーで「岡崎デザイン」(小倉北区)の岡崎友則代表(47)も「作家個々の感性や視点を落とし込んでいるので、飽きない構成。発信拠点となればいい」と話し来館を呼びかけた。【橋本勝利】