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町へ出よう 書を探そう

本離れやネット購入の普及など逆風の中でも、個性的な取り組みで注目される書店が各地にあります。そんな本屋さんを訪ね歩いてみました。

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昭和レトロな旧商家の1階 グラフィックデザイナーが営む書店

短大では栄養学を学んだ神岡紗緒さん。書店でモーニングも提供する=埼玉県飯能市で4月27日午前9時57分、高橋昌紀撮影
短大では栄養学を学んだ神岡紗緒さん。書店でモーニングも提供する=埼玉県飯能市で4月27日午前9時57分、高橋昌紀撮影

 近未来的なスタイルの西武特急「ラビュー」で池袋から40分、埼玉県飯能市の商店街は、町家や土蔵、看板建築、昭和レトロの店が混在し、どこか懐かしさを感じさせた。

 「高麗横丁」に面した築60年ほどの木造2階建て商家の正面に、「森口金物店」と大きな看板。目をこらすと、角に「本」と書かれた小さな袖看板がある。

 改装して事務所を置くグラフィックデザイン会社「ひとりごこち」は3月、その1階に書店をオープンさせた。

 大きなガラス戸の外観はそのままに、2階の事務所との吹き抜けを設け、柱の一部を露出。開放的な空間に、約1700冊をそろえる。自然系の写真集やイラスト集、意匠を凝らした自費出版本も目に楽しい。

 「本を読むことは、自分だけの『居場所』を作ることです」と書店責任者の神岡紗緒さん(26)がほほ笑んだ。…

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