夜空を思わせる紺色のフランス車の中に、さまざまな国や出版社の「星の王子さま」と、作者サン=テグジュペリに関する本が数百冊。Librairie(リブレリ) B612は、おそらく日本で唯一の「星の王子さま専門」書店だ。
都路一海さん(37)と森奈美子さん(46)は、首都圏のイベント会場やショッピングモールなどに年間50回ほど出向く。書棚の上で、王子さまやキツネ、「ゾウを飲み込んだウワバミ」のぬいぐるみが来店者を迎える。
砂漠に不時着した操縦士が不思議な男の子に出会う物語は、1943年の出版以来500以上の国・地域の言葉に翻訳され、日本語訳も多数ある。
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