「部落出身と部落外出身の人間には、もともと『違い』なんてなかったんですよ。『違い』がないのに『違う』って。理由(わけ)わからんでしょ。せやから、部落差別は、そもそも理由がわからんのですよ」
そんな言葉が印象的な小説「夜明け前の一歩」が刊行された。広陵町の逆追双帆(さかついそうほ)さん(63)=ペンネーム=が自費出版した。逆追さんは被差別部落の出身ではないが、これまでの人生に差別の理不尽さを痛感することが多々あり、初めての執筆を決意した。
主人公は2女がいる50代の営業所係長、前野一歩(かずほ)。前野は仕事を通じた付き合いの中で、差別に直面する。
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