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伊藤一彦・選

子どもらの橇(そり)あそび跡の丈長き枯草(かれくさ)ようやく立ち上がる春 福島市 澤正宏

<評>春の訪れを歌い作者の捉えた場面はユニークで表現に説得力がある。「ようやく」以下、気持ちがしっかり籠もっている。

お話に花咲かせる私一年生桜の花もこちらを見ています 川西市 丑ケ谷

<評>作者は16歳というから高校1年生。はずむ心が伝わる。次の歌の作者は15歳。

テーブルにとんとんすれば抜けてゆく生地の空気と心の隙間(すきま) 宮崎 門田藍子

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