ミャンマーで拘束が続く民主派指導者のアウンサンスーチー氏を巡り、親軍政権が住居での軟禁措置に切り替えた後も、弁護団は本人と接見できない状況が続いている。
独立系メディア「ミッジマ」によると、弁護団はスーチー氏の移送に関する連絡を受けておらず、現在の所在も把握できていないという。関係者は「接見には国軍の許可が必要で、長期間にわたり拒否されている」と語った。
政権は4月30日、スーチー氏を首都ネピドーの刑務所から「指定された住居」に移し、残りの刑期をそこで服役させると発表した。
4月に発足した親軍政権は国際社会との関係改善を目指しており、今回の措置には「融和的」な姿勢を印象づける狙いがあるとみられる。スーチー氏の次男のキム・エアリス氏は、母親が依然として外部から遮断された状態にあると訴え、安否を確認できる情報の提供や面会の実現を求めている。【バンコク小泉大士】