房総半島の里山に位置するリゾート施設「五氣里(いつきり)」は、自然に恵まれたいすみ市の魅力を引き出すメニューで知られる。料理長は同市出身の木村藍(あい)さん(45)だ。
木村さんは大学卒業後、金融会社を経て料理の世界に入り、数々の名店で修業した後、東京・池袋でフランス料理店を開業。仕入れでふるさとの生産者に通うようになった。こうした活動が縁で2022年に「美食の街」を掲げる市のいすみ大使に就任。23年には産地との連携などを評価する農林水産省の「料理マスターズ」でブロンズ賞を受賞した。24年に五氣里の料理長に付き、Uターンした。
農家や漁師の作業を手伝い、猟師と山に入り、みその仕込みに参加。畑や海と向き合ってメニューを考え、その日とれた素材を料理に生かす。「四季の自然や動植物の生態、生産者の苦労を学び、最もおいしくなる技法で料理し、お客様にもお伝えします」
この記事は有料記事です。
残り431文字(全文814文字)