激動期の安保

「供給国化」で抑止力強化(その2) アジア、米への不信拡大

会談後に共同記者発表を行う小泉進次郎防衛相(左)とフィリピンのテオドロ国防相=マニラのホテルで5日、竹内望撮影
会談後に共同記者発表を行う小泉進次郎防衛相(左)とフィリピンのテオドロ国防相=マニラのホテルで5日、竹内望撮影

豪は中国進出に危機感

 「日本ほど戦略的整合性や完全な信頼関係で結ばれている国は、ほかにはない」。4月中旬、豪メルボルン。豪州のマールズ国防相は、停泊中の海上自衛隊の護衛艦「くまの」艦上で開かれた日豪共同記者会見でこう強調した。日本の装備品輸出ルールの緩和にも触れ「豪州は非常に感謝している」と評価。小泉進次郎防衛相も、豪州は「同志国の連携中核となるパートナーだ」と応じた。

 この日の会談では、海上自衛隊の「もがみ」型護衛艦の改良型をベースにした、豪海軍の新型フリゲート艦の共同開発契約が確認された。約1兆円規模の事業は、日豪協力の最大級の節目となる。新型艦は3隻を日本で建造し、残る8隻は豪国内で建造する方針だ。オーストラリア戦略政策研究所のアレックス・ブリストウ氏は、将来的にニュージーランドなどの周辺国にも同型艦の導入が広がれば、豪国内の造船拠点が「インド太平洋の戦略…

この記事は有料記事です。

残り1082文字(全文1468文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

1時間
24時間
SNS

スポニチのアクセスランキング

1時間
24時間
1カ月