特集
歌舞伎
歌舞伎ファンの皆さんへ、人気俳優のインタビューや最新ニュース、担当記者による舞台評などをお伝えします。
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片岡愛之助さん、8月にアリーナ歌舞伎 知事訪問、抱負語る 長崎スタジアムシティ /長崎
2026/4/28 05:01 462文字長崎スタジアムシティ(長崎市幸町)のハピネスアリーナで8月7~9日、歌舞伎の特別公演「アリーナ歌舞伎舞踊」がある。出演する歌舞伎俳優の片岡愛之助さん(54)が27日、平田研知事を表敬訪問し、「長崎の皆さんに楽しんでもらえるよう、精いっぱい演じさせていただく」と語った。 イベント企画の「リージョナル
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評
歌舞伎 大阪松竹座 御名残四月大歌舞伎 道頓堀の顔へ感謝込め=評・畑律江
2026/4/20 13:13 803文字5月末で閉館する大阪松竹座で2カ月連続の御名残(おなごり)大歌舞伎が始まった。4月は四代目坂田藤十郎七回忌追善演目、芝居町・道頓堀の顔だった同座への“劇場愛”あふれる演目が並ぶ。 昼は「毛谷(けや)村」から。剣豪ながら底抜けに優しく善良な六助に獅童。女性ながら大力の許婚(いいなずけ)、お園に孝太郎
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評
歌舞伎 歌舞伎座「四月大歌舞伎」 八代目菊五郎が力発揮=評・小玉祥子
2026/4/16 13:00 799文字昼は「廓三番叟(くるわさんばそう)」から。六世歌右衛門、七世芝翫につながる東蔵、梅玉、魁春、福助、芝翫らが華やかに舞う。 続いて「裏表先代萩」。八代目菊五郎が時代と世話、善悪取り交ぜた3役で力を発揮。小助では小悪党らしい抜け目のなさで金に釣られた悪心を細やかに表現。政岡では最初に主君、鶴千代を守ろ
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「国宝」で注目の鷺娘も こんぴら歌舞伎開幕 /香川
2026/4/11 05:03 372文字春の恒例「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が10日、香川県琴平町の「旧金毘羅大芝居」(金丸座)で開幕した。中村雀右衛門さんや尾上松緑さんらが出演。金丸座は舞台と客席の距離が近く、観客は臨場感あふれる演技に見入った。26日まで。 公演は2部制で、第1部は吃(きつ)音の絵師と妻の絆の物語「傾城反魂香」と、浮
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役の履歴書
花作り簑作実は武田勝頼 正体隠し狙う家宝の奪還=小玉祥子
2026/4/9 13:12 1068文字「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」は、室町時代末を舞台に、武田信玄、長尾(上杉)謙信の争いを題材とした作品で、ほぼ実名で戦国大名が登場する。明和3(1766)年の人形浄瑠璃初演で、その後歌舞伎のレパートリーにも入った。 浄瑠璃・歌舞伎作品ではモデルとなった人物に、ある程度実説に基づく設定が
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「ルパン歌舞伎」 きょうから上演 名古屋・御園座 /愛知
2026/4/3 05:02 456文字名古屋市中区の御園座で3日から、漫画「ルパン三世」を原作にした新作歌舞伎「流白狼(ルパン)燦星(さんせい) 碧翠(へきすい)の麗城(れいじょう)」が上演される。主人公の流白狼と石川五エ門の2役を早変わりで演じる片岡愛之助さんは「初めて歌舞伎を見られる方にもぴったりの作品。名古屋弁も取り入れた名古屋
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歌舞伎研修生 夢へ全力 玉城出身・近藤海音さん 大学を中退 養成所で稽古の日々 /三重
2026/3/29 05:02 1371文字歌舞伎を題材に大ヒットした映画「国宝」さながらに、三重の一般家庭に生まれた若者が歌舞伎の世界を目指している。玉城町出身の近藤海音(みおと)さん(21)。自らの夢をかなえようと、東京・代々木にある国立劇場養成所の研修生として日々鍛錬している。【長谷山寧音】 平日は午前10時半から午後6時半まで、歌舞
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歌舞伎 新橋演舞場「流白浪燦星 碧翠の麗城」 軽快な愛之助の2役=評・小玉祥子
2026/3/23 13:07 747文字テレビや映画でも人気を博した漫画「ルパン三世」を原作にした新作歌舞伎の第2弾。モンキー・パンチ原作、戸部和久脚本・演出。 舞台は日本の封建時代。当主が急死した大名・春宮家を息女、瀬織姫(米吉)と結婚し、執権の瀧津弾正(錦之助)が相続することに。盗賊の流白浪燦星(ルパン三世、愛之助)と仲間の次元大介
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歌舞伎 京都・南座 花形歌舞伎「曽根崎心中物語」 道行のビジュアルが新鮮=評・畑律江
2026/3/19 13:18 784文字近松門左衛門の「曽根崎心中」は3度、ブームになっている。最初は1703(元禄16)年に人形浄瑠璃として初演された時。次に1953(昭和28)年に歌舞伎で復活され、二代目中村扇雀(四代目坂田藤十郎)が遊女お初を鮮烈に演じた時。そして昨年の映画「国宝」を通して再注目されている今。京都・南座では、原作を
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歌舞伎 歌舞伎座「三月大歌舞伎」 松緑の和尚に大きさ=評・小玉祥子
2026/3/16 13:23 751文字昼の「加賀見山再(ごにちの)岩藤」(加賀山直三補綴(ほてつ))は「鏡山旧(こきょうの)錦絵」の後日談のお家騒動物。岩藤の霊と鳥井又助が巳之助、二代目尾上が時蔵のAプロと、同じく松緑と萬壽のBプロのダブルキャスト。 時蔵は墓参姿が召使お初のころの初々しさを思わせ、岩藤の霊に草履打ちをされても品位が崩
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役の履歴書
望月弾正 ねたみ一身、藩主の寵臣=小玉祥子
2026/3/12 13:09 1063文字「加賀見山再(ごにちの)岩藤」(河竹黙阿弥作)は、御殿女中の敵討ちを題材にしたお家騒動物「鏡山旧(こきょうの)錦絵」の後日談。安政7(1860)年に江戸・市村座で初演された。 同家中の岩藤に陥れられて命を奪われた主人・尾上の敵を取った召使お初は功績により、二代目尾上に取り立てられる。そこまでが「旧
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歌舞伎 歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」 「積恋雪関扉」3者持ち味=評・小玉祥子
2026/2/16 13:06 842文字昼の序幕が「お江戸みやげ」(川口松太郎作、大場正昭演出)。結城紬(つむぎ)の行商人、お辻(鴈治郎)は朋輩(ほうばい)のおゆう(芝翫)と芝居小屋で見た女形の阪東栄紫(巳之助)に一目ぼれ。しまり屋のお辻の変化を鴈治郎がユーモラスに見せ、ハラハラと見守るおゆうの好人物ぶりを芝翫が描きだした。恋人同士の巳
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役の履歴書
平敦盛 涙誘う悲運の少年武将=小玉祥子
2026/2/12 13:12 1042文字平敦盛は平家の頭領、清盛の弟、経盛の子。無役であったため、「無官太夫」と呼ばれる。「平家物語」の「敦盛最期」に、源氏方の武将、熊谷直実に討たれた際のようすが描写される。 平家が源氏に敗れた「一の谷の戦い」(1184年)の後、騎馬で沖に停泊中の平家の船に向かうところを「敵に後ろを見せるのか」と声掛け
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博多座で新作歌舞伎「あらしのよるに」 原作絵本の感動描く 中村獅童、中村壱太郎ら熱演 来月7日初日
2026/1/30 05:02 880文字<金曜カルチャー 西部発 文化&芸能> 新作歌舞伎「あらしのよるに」(今井豊茂脚本、藤間勘十郎演出・振り付け)が2月7~20日、博多座(福岡市博多区下川端町)で上演される。開幕を前に、中軸を担う中村獅童(53)、中村壱太郎(35)が福岡市内で取材会に臨んだ。 同名の人気絵本シリーズ(作・きむらゆう
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歌舞伎の肌に、びんつけ油 老舗製造 白塗り下地、化粧崩れなし 角界とは異なる用途
2026/1/23 13:01 1540文字力士の整髪料として大相撲で使われるびんつけ油。角界とは異なる用途で、歌舞伎界では重宝されている。白塗りの下地として顔に塗れば、激しい動きで汗をかいても化粧が崩れることはない。江戸末期から180年以上続く老舗の化粧品メーカーが製法を今に受け継ぎ、伝統芸能を支え続けている。 和歌山市の「シマムラ」は江
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歌舞伎 「新春浅草歌舞伎」「初春大歌舞伎」 染五郎の梶原、さっそうと=評・小玉祥子
2026/1/22 13:07 741文字「新春浅草歌舞伎」の1部は序幕が「梶原平三誉石切」。染五郎の梶原がさっそうとして「物語」もきかせる。又五郎の六郎太夫が娘の梢(左近)への思いなど情味十分に舞台を締める。橋之助の大庭、男寅の俣野。 中幕の舞踊「相生獅子」は鶴松(20日より男寅)と左近。前シテは華やかで後シテに勢い。「藤娘」は莟玉で、
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役の履歴書
寺岡平右衛門 忠か不忠か「47人目の男」=小玉祥子
2026/1/15 13:09 1010文字赤穂浪士の吉良上野介への敵討ちをモデルにした「仮名手本忠臣蔵」(1748年、人形浄瑠璃で初演)でも指折りの人気場面が、十一段構成の七段目「祇園一力茶屋の場」である。 浪士を率いる大星由良之助は本心を隠すため、京・祇園町で遊興にふける。その大星に敵討ちの徒党入りを懇願するのが寺岡平右衛門。 身分の低
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歌舞伎 国立劇場「鏡山旧錦絵」 八代目のお初に健気さ=評・小玉祥子
2026/1/15 13:09 775文字御殿女中の敵討ちを主題にした名作の17年ぶりの上演で見応えある公演となった。国立劇場文芸研究会補綴(ほてつ)。 序幕が「営中試合」。町家生まれの中老、尾上(時蔵)は局、岩藤(彌十郎)に剣術の試合を申し入れられて困惑するが、尾上の召使で武家出身のお初(八代目菊五郎)が代わりを申し出る。 娘らしくきび
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歌舞伎役者の化粧はなぜ崩れないのか 熱演支える「完全受注制」の技
2026/1/11 17:00 1642文字力士の整髪料として大相撲で使われるびんつけ油。角界とは異なる用途で、歌舞伎界では重宝されている。白塗りの下地として顔に塗れば、激しい動きで汗をかいても化粧が崩れることはない。江戸末期から180年以上続く老舗の化粧品メーカーが製法を今に受け継ぎ、伝統芸能を支え続けている。 和歌山市の「シマムラ」は江
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歌舞伎 歌舞伎座「寿 初春大歌舞伎」 緻密な幸四郎の与兵衛=評・小玉祥子
2026/1/8 13:05 836文字昼の序幕は舞踊3題。「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」は巳之助の五郎、歌昇の朝比奈。朝比奈が女性の所作をする「わりみ」と五郎の勇ましさの対比がきく。「萬歳」は梅玉の萬歳と幸四郎、勘九郎の軽やかな才造。「木挽の闇爭(だんまり)」では巳之助の五郎、隼人の十郎、歌昇の工藤ら若手がだんま
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