平和
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原爆の火、真珠湾へ 戦争に向き合う子孫が消して誓う「終戦」
2026/5/6 07:30 2349文字85年後の真珠湾へ、消されるための火が日本から運ばれる。 採火するのは、福岡県八女市でともり続けている広島原爆の「残り火」だ。 米戦没将兵追悼記念日に合わせて24日、米ハワイ州ホノルルの真珠湾の国立施設ビジターセンターで、平和の式典「SADAKO PEACE CEREMONY」が開かれる。 主催す
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刻みつけた戦争と平和 日本の戦前回帰を危惧した孤高の版画家
2026/5/5 09:15 1297文字戦争の悲惨さや平和、命の大切さなどをテーマにした作品で知られ、2023年10月に75歳で亡くなった津市の版画家、久保舎己(すてみ)さんの版画計30点が、三重県立美術館に収蔵された。同館は9月8日~12月27日、収蔵した全点の展示を計画している。 久保さんは生前、名声や金銭的価値には無関心だった一方
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日本政府のありえない大過失 「皆殺しのルメイ」に贈った勲一等
2026/5/5 07:00 2054文字米国とイスラエルのイラン空爆で始まった戦争が続いている。 4月1日、トランプ米大統領はホワイトハウスで国民向けに演説し、米側の要求が受け入れられなければ「今後2~3週間でイランを石器時代に戻す」と言い放った。 この言葉でカーチス・ルメイ(1906~90年)を思い出した人は多いだろう。第二次世界大戦
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SNSでよりカジュアルに? 従来と異なる新しいデモの形とは
2026/5/3 21:17 1370文字憲法改正を党是とする自民党が衆議院の3分の2以上の議席を獲得した2月の総選挙以降、改憲反対などを訴えるデモが全国各地で広がっている。ただ、集まっている人を見ると、従来型の党派色の強いデモとは異なる傾向もあるようだ。最近は個人のSNSを通じた参加呼びかけも多いのが特徴となっている。 ◇初参加のきっか
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「国民守る仕組みを」「9条は最先端」 憲法記念日、各地で集会
2026/5/3 20:34 1611文字憲法記念日の3日、各地で憲法をテーマにした集会が開かれた。改憲、護憲、それぞれの立場で意見を交わし、議論を深めた。 改憲を求める民間団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」などは東京都千代田区で「公開憲法フォーラム」を開催した。高市早苗首相がビデオメッセージを寄せたほか、改憲に前向きな与野党の国会
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「未来の平和築くには」 長崎の憲法集会でピースボート代表講演
2026/5/3 19:35 522文字憲法記念日の3日に長崎市で開かれた「ながさき9条フェスタ」では、NGO「ピースボート」共同代表の畠山澄子さんが講演し「過去の戦争を正しく見つめることでしか、未来の平和を築くことはできない」と述べた。 世界一周の船旅で各地の人と交流するピースボートに2008年から関わり、国際会議では被爆者のスピーチ
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京都・円山公園で憲法集会 約2800人が護憲への思い訴える
2026/5/3 18:34 611文字憲法記念日の3日、京都市東山区の円山公園音楽堂で、「生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会in京都」が開かれた。小雨がぱらつく中だったが、音楽堂を埋め尽くした約2800人(主催者発表)の市民らが護憲や平和への思いを訴えた。 「憲法9条京都の会」などが毎年5月3日に主催している。今年は音楽堂の席が
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「亡霊が出る」現代史家が見たナーバスな元少将 東京裁判80年
2026/5/3 14:00 794文字今から80年前の1946年5月3日、世界のまなざしが東京・市ケ谷の一つの法廷に向けられていた。 この日、開廷した極東国際軍事裁判(東京裁判)。第二次世界大戦の敗戦後、東条英機元首相ら日本の軍事的・政治的指導者28人が「平和に対する罪」でA級戦犯として起訴され、連合国側11カ国によって裁かれた。 法
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台湾有事の地下シェルター「足りている」 政府見解に渦巻く不安
2026/5/3 12:00深掘り 2140文字台湾有事を念頭に、政府が「最前線」として防衛力強化を急ぐ沖縄県・先島諸島。2016年以降、陸上自衛隊の駐屯地開設や部隊増強が着々と進む一方で、非戦闘員が武力攻撃から身を守る地下シェルターの建設工事はこれから本格化する。しかし、シェルターの数を巡って政府と地元には認識のずれがあるようだ。 ◇民間の地
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一人じゃない デモ拡大の裏にカレンダーと「行きます!」ボタン
2026/5/3 12:00深掘り 2739文字自民党が3分の2を超える議席を得た2月の衆院選後、改憲や戦争への反対を訴えるデモが全国で急速に広がっている。4月8日には全47都道府県の165カ所で呼びかけられ、憲法記念日の5月3日にも各地で計画される。 目立つのは、個人が「一人でも立つ」とデモを企画し、賛同者が集まってくるケースだ。急拡大の背景
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抹茶と平和の伝道師 アメリカ横断、姉妹がかなえる茶人の使命
2026/5/3 09:45 1041文字海外に抹茶の素晴らしさと平和を広めたいとの思いから、三重県伊勢市出身の姉妹が今月12日、「アメリカ横断」の旅に出る。ニューヨークからシアトルまで、約2カ月かけて車で26都市を巡り、約8000キロを踏破する予定だ。姉妹は「抹茶を飲めば心が安らかになる。その良さを知ってもらい、ひいては平和につながれば
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A級戦犯の素顔は…93歳の現代史家・秦郁彦さんが語る東京裁判
2026/5/3 06:30深掘り 2908文字「ははあ、あのへんが裁判官の席」 天井の高い室内を見回しながら、現代史家の秦郁彦さん(93)はつぶやいた。 2025年12月、東京・市ケ谷の防衛省。極東国際軍事裁判(東京裁判)が行われた法廷に、秦さんは立っていた。 満州事変から太平洋戦争までの日本の政治的・軍事的指導者を戦勝国が裁いた東京裁判は、
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長崎原爆写真展の学生ガイド育成へ 「伝える会」設立、継承に力
2026/5/2 14:16 633文字長崎原爆の写真展を案内する学生ガイドを育てようと、「長崎平和推進協会写真資料調査部会」の草野優介さん(38)が、新たな団体「原爆写真を伝える会」を設立した。座学の数をこれまでより増やし、継承に力を入れる。【尾形有菜】 調査部会は1979年、長崎の被爆者6人が前身の団体を設立。長崎原爆の日(8月9日
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「共存できない悪魔の兵器」 胎内被爆者がNPT会議で訴え
2026/5/2 11:40 672文字米ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議で1日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の事務局長で、胎内被爆者の浜住治郎さん(80)が演説した。浜住さんは、核兵器は「人間とは共存できない悪魔の兵器」と訴え、「核兵器も、戦争もない」社会の実現を強く求めた。 1945
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今こそ、世界の若者がつながる姿見せたい NPT会議参加の25歳
2026/5/1 23:11 1173文字米ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の現地報告。今回は、核兵器廃絶の政策提言や軍縮教育のプログラムを展開している一般社団法人「かたわら」(横浜市)の代表理事、高橋悠太さん(25)です。【聞き手・宇城昇】 今回のNPT再検討会議では、会議の傍聴や現地報告の配信番組
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被爆直後の救護拠点「旧広島逓信病院」が資料館に 1日から公開
2026/5/1 06:15 565文字原爆投下直後から救護活動の拠点となった被爆建物「旧広島逓信病院外来棟」(広島市中区東白島町)が改修され、原爆資料館(同区)の付属施設として5月1日から一般公開される。病院が壊滅的な被害を受けながら、次々と運び込まれる負傷者の救護活動に奮闘した医師たちの記録写真などを展示している。 新しい名称は「旧
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「ノーモア・ウォー」の言葉なく 演説に感じた空虚さ NPT会議
2026/4/30 12:35 1391文字米ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の現地報告。今回は、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求めて活動する一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」のコーディネーター、浅野英男さん(29)です。【聞き手・宇城昇】 「核兵器をなくす日本キャンペーン」は2024年
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被爆70年後の肺がんから原爆由来のウラン 研究の専門家が講演
2026/4/30 07:45 778文字広島で入市被爆してから70年後の女性の肺がんの組織内で原爆由来とみられるウランが放射線を出しているのを確認したとする論文を発表した高辻俊宏・長崎大名誉教授(放射線生物物理学)が、長崎市で講演した。高辻さんは、放射線を検出した周辺で異常な球体が見つかったとして「内部被ばくによって肺の組織がダメージを
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沖縄戦遺骨収集を続ける夫婦 受け取ったバトンを次世代へ
2026/4/29 12:00 2636文字沖縄県糸満市にあるガマ(自然洞窟)の奥で、浜田哲二さん(63)と妻の律子さん(61)は土砂を掘り進めていた。 「これは足の指かな」「そうだな」 暗闇をヘッドライトで照らし、慣れた手つきで小石に交じる小さな人骨を見つけ出していく。2人は20年以上にわたり、沖縄の地に眠る戦没者を捜し続けてきた。 第二
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「焼き場に立つ少年」など 国連本部で原爆展 核の衝撃を写真で
2026/4/29 09:03 417文字核拡散防止条約(NPT)再検討会議を開催している米ニューヨークの国連本部で、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)による「原爆展」が開かれている。 被爆者の苦しみと核兵器の恐怖を、写真や図表で分かりやすく伝えている。 会場は国連本部の1階ロビーで、英語の解説を記した約50枚のパネルを展示。原爆投
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