樋口博子 フォロー カリフォルニア在住コラムニスト 英国ケント大学大学院修士(国際関係論)、ロンドン大学大学院修士(開発学)、東京大学大学院博士(人間の安全保障)。渡米前はシンクタンク、政府機関、国際NGOで開発途上国支援に携わる。2008年、結婚を機に米ロサンゼルスに移住。現在はロサンゼルスを拠点に、政治や移民社会、地域社会の現実など、日常から見えるアメリカをグローカルな視点で日本に伝えている。夫はカリフォルニア州下院議員のアル・ムラツチ氏。 (経歴は原則、執筆当時のものです) 大嫌いなのに賛成?イラン系米国人に聞く「トランプ氏の戦争」 「トランプ、ありがとう!」 米国によるイラン攻撃が始まった2月の終わり、娘の同級生がこう口にしました。彼女は米ロサンゼルス… 米国へ幼少期に入国 トランプ氏の移民摘発におびえる若者たち 筆者の知人に米国の名門大学で政治学を学び、現在はカリフォルニア州の議会議員の補佐官として働く青年がいます。彼はいま、連邦政… トランプ氏の移民排除にNO!声を上げる日系人と強制収容の記憶 トランプ政権が進める強権的な不法移民の拘束や強制送還に対し、米国内では疑問や怒りの声が日に日に増しています。1月には不法移… 移民当局にNO!高校生が授業時間帯に抗議デモ 学校が認めた理由 1月30日午前10時20分。筆者の娘が通う米ロサンゼルス郊外の公立高校(全校生徒約1900人)では、2限目の授業終了を合図… ハリス氏がテレビ討論会で仕掛けた「無言のメッセージ」 米大統領選に向けた9月10日(現地時間)のテレビ討論会で、初の直接対決となった共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大… BLM運動の「パレスチナ支持」にユダヤ系が葛藤する理由 米国では1月の第3月曜日は祝日です。この日を含めた3連休は毎年、パレードが行われます。公民権運動で非暴力による抵抗を訴えた… 「ユダヤ系も怒っている」米国の高速道に座り込んだ若者ら イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始から2カ月半以上がたちました。パレスチナ自治区ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が民間… 米国動揺 若者の叫びは「イスラエル寄りの国」を変えるか 「ママ、党大会がパレスチナ支持者たちに乗っ取られた! 今から避難する」 こんなメッセージが高校生の娘から届いたのは11月1… 「反パレスチナ発言」はスルー? 米国政治の大矛盾 イスラム組織ハマスがイスラエルへの攻撃を開始したのは10月7日のこと。以来、イスラエル側の反撃と掃討作戦は続き、現地は1カ… 中東対立の危うい縮図 ロス郊外の教育現場で起きたこと 「恥を知れ!」「即退任しろ!」「反ユダヤ主義者!」 私が暮らす米ロサンゼルス郊外パロスバーデスで10月25日、公立学校区の… 米国社会を覆う閉塞感「銃の自由」と「中絶の不自由」 米連邦最高裁は6月24日、「女性が妊娠中絶を選ぶ権利」を認めた49年前(1973年)の判例を覆し、州が中絶を禁止・制限する… ヘイトはどこから 米国社会「ステレオタイプ」のわな ◇「ヘイトと教育」カリフォルニアの挑戦(下) 米国でアジア系住民を標的にしたヘイトクライム(憎悪犯罪)が急増しています。前… ヘイト急増のカリフォルニアが「義務教育化」するもの ◇「ヘイトと教育」カリフォルニアの挑戦(上) 「私はあなたに近づきたくないの」 これはロサンゼルス郊外の高級住宅街にあるス… 学校再開の米国社会「リスクをとる選択」の考え方 コロナ禍の終わりが見えません。今夏は感染力の強い「デルタ株」が世界各地で猛威をふるい、子供たちにも感染が広がっている状況で… 誰がための五輪 米バイルス選手が「棄権」で示したこと 近代オリンピックは1984年のロサンゼルス五輪から商業主義が急速に推し進められたと言われます。近年は政治的思惑に経済的利権… いかにもアメリカ的?米ワクチン接種「あの手この手」 昨年12月から新型コロナウイルスのワクチン接種が急速に拡大した米国。現在は総人口の42.8%が2回目の接種(完全接種)を終… 米ワクチン接種「廃棄18万本」を忘れさせるスピード感 「ここまで来るのに我々は58万を超える人命を失いました。今日もまだ新型コロナウイルスによって命が失われています。でもやっと… コロナ禍のカリフォルニア「大麻は生活必需品」の奇妙 大麻(マリフアナ)は日本では法律で厳しく規制されていますが、私が暮らすカリフォルニア州では医療用、嗜好(しこう)用ともに合… 「ジェファーソン州独立運動」に見る米国分断のリアル ◇「見捨てられた」と感じる人々の戦い(下) 「ジェファーソン州独立運動」は、カリフォルニア州北部とオレゴン州南部にまたがる… 「白人たちの蜂起」カリフォルニアから独立したい人々 ◇「見捨てられた」と感じる人々の戦い(上) 1月6日、トランプ氏の大統領選敗北に納得しない支持者らが暴徒化し、首都ワシント… バイデン大統領が向き合う「トランプ票7400万」の現実 米国のバイデン新大統領が1月20日、大統領就任式で「全ての米国人の大統領になる」と宣言し、国民の団結を訴えました。トランプ… 「ワクチン反対」が極右運動と結びつく米国社会の憂鬱 新型コロナウイルスのワクチン接種が昨年12月から米国で始まりました。接種開始日には多くの国民が一筋の希望を抱き、今年1月1… 州政府vs裁判所vs警察 米コロナ禍「屋外飲食」の対立 米国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。私が暮らすカリフォルニア州ロサンゼルス郡は、米国内で最大規模の人口(約1… 「死者27万人」コロナで露呈する矛盾だらけの米国社会 新型コロナの爆発的な再拡大で、米国の死者数は11月末に27万人を超え、感染者は1360万人強となりました。1日当たりの新規… 誰がバイデン氏を勝たせた?米国の未来を握る「郊外票」 「郊外で勝てるのはこの人しかいない」。カリフォルニア州在住で民主党員の私と夫(州下院議員、日系3世)は2019年12月、中… 大統領選でトランプ氏に審判を下す「郊外の女性たち」 「郊外の女性のみなさん、どうか私を好きになってください(Suburban women,will you please li… 米大統領選「過激SNS」と置き去り“郊外の母親たち” 何だかいつもと違う………。米大統領選の「主戦場」が、コロナ禍の影響でSNSなどインターネットの世界に移行しています。 私の… 大坂なおみ選手が砕く「スポーツに政治を持ち込むな」 大坂なおみさんが見事、全米オープンテニスで2度目の優勝を果たしました。 今回は世界の大舞台での勝利というだけではありません… 大坂なおみ選手の「抗議」に日系社会が共鳴する理由 米国の警察によってこれでもかと続く黒人への暴力や差別に対し、女子テニス・世界ランキング3位(9月14日時点)の大坂なおみさ… ハリス副大統領候補「黒人女性で初」報道の違和感 ジョー・バイデン前副大統領とカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州選出)が、米民主党の大統領・副大統領候補に正式に指名さ… "マスクが踏み絵に?"コロナに揺れる米国社会の今 米国のコロナ禍が、差別や貧困、政治的分断といった同国の根深い問題にさらなる影を落としています。2008年にロサンゼルスに移…