5月10日に就任した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(64)には「ナンバー2」のイメージがつきまとう。
朝鮮戦争の戦火を逃れ、韓国南部・巨済島に避難した貧しい一家に生まれた。名門大学進学や名門企業就職とは縁がなかった。苦学して弁護士になった後も、共同事務所のパートナーとなり、人権派弁護士として名をはせた盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の脇役だった。
朴槿恵(パク・クネ)政権を押し流した「ろうそくデモ」の激流が、文氏を大統領に押し上げた。自分の意思を表に示さず、調整役に徹してきた従来の政治スタイルを払拭(ふっしょく)し、分裂した韓国を安定に導く強力なリーダーシップを発揮できるかどうか。韓国国民は強い関心を持って新政権出帆を見つめている。
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