沖縄県北部の辺野古の静かな海が、いま新たな米軍基地建設のために埋め立てられようとしている。いちど埋め立てれば、二度と復元は不可能だが、美しい自然の海浜よりも、基地建設の方が重要だという政治的な判断の結果なのだろう。
美しく長い日本の海岸線は、近代に入って軍事施設をはじめ、工場や発電所、港湾、道路整備などによって開発されていった。そして経済的な発展と引き換えに自然海岸は減少し、その割合はいまでは全海岸線のほぼ半分になっている。
辺野古の問題は、基地建設の是非とともに自然を失うことの是非でもある。
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