A男さん(54)は、従業員数約200人の金属部品加工会社の総務部門の責任者です。先日、工場を退職したB輔さん(27)の離職理由について、ハローワークから問い合わせがあり、困惑しました。
無断欠勤を注意され退職
B輔さんは半年ほど前に入社し、都心の本社から離れた郊外にある工場に勤務していました。入社直後から遅刻や欠勤が多く、そのたびに現場責任者の工場長が電話をかけたり、B輔さんが住む社宅に様子を見にいったりするなどしていました。
A男さんは、B輔さんの3カ月の試用期間が終わる前に勤怠状況について報告を受けていました。その上で、工場長に本採用するかどうか聞いたところ、「工場は人が足りない状況です。B輔さんは勤怠状況が悪いが、仕事の覚えは悪くはない。自分が育てたいのでもう少し様子を見させてくれませんか」と言われたので、本採用しました。
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特定社会保険労務士
大阪市出身。2023年、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。法学博士(大阪大学2026年)。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書(共著)に『労働事件予防の実務』(第一法規)など。http://www.sr-iyori.com/
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