東京都千代田区で賃貸ビルを経営する会社の3代目社長Iさん(60)。老朽化したビルの建て替えは見送り、テナントが入ったままビルを売却して会社を清算することが役員会で決まった。前回に続き、会社の幕引きを任されたIさんのケースを紹介しよう。
「あとは残った現預金を分配するだけ」
Iさんは奔走し、会社の実物資産を全て売却処分、債務もすべて弁済した。これで現預金だけの会社になった。
事務所は、帳簿、伝票、請求書や領収書が詰まった段ボール箱が山積みになったが、これらは創立61年の会社の歴史の証し。帳簿などの書類は会社法や法人税法で保存期間が定められているため、整理したうえで、自宅で保管しようと考えた。
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