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「家賃=ローン返済額」のマンション購入がNGの理由

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
 
 

 東京都に住む会社員のA太さん(35)は、会社員で妻のB美さん(33)と子供(5)と休日にマンションのモデルルームへ行きました。駅近の新築物件で価格は5000万円ですが、A太さんはとても気に入り、モデルルーム常駐のファイナンシャルプランナーに相談して返済計画を立ててもらいました。

 頭金なしで、借入額は5000万円。変動金利0.625%(2019年2月末現在)で返済期間35年の場合、ローン返済額は月13万2572円でした。A太さんは「今の家賃13万円とほぼ変わらない返済額で家が持てるなら買ったほうが得。返済額も問題ない」と購入に前向きです。

 A太さんの手取り収入は年305万円、B美さんは年190万円で、家計の手取りは年495万円です。「本当に大丈夫か」と心配したB美さんがA太さんを伴って私のところに相談に来ました。

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ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、社会保険労務士、MZ Benefit Consulting 代表取締役、オフィスベネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、顧客本位の独立系アドバイザーとして、家計相談、執筆、講演などを行っている。著書に「結局、2000万円問題ってどうなったんですか?」(サンマーク出版)など多数。