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「店長だから」と負担増“36歳子育て女性”の不信感

井寄奈美・特定社会保険労務士
 
 

 2児を育てるA美さん(36)は、あるフラワーショップの店長です。当初はアルバイトでしたが、半年前に店長に指名されフルタイム勤務になりました。しかし、勤務時間や業務が増え「いいように使われているのでは」と経営者に不信感を抱いています。

アルバイトから店長に

 A美さんは5年前、第1子の小学校入学を機に、店頭にあった「アルバイト募集」の張り紙を見て応募し、働き始めました。出産前も同じ仕事をしていました。営業時間は午前9時から午後6時で、日曜日が定休日です。A美さんの勤務条件は、土曜日と祝日を除く平日の午前9時から午後3時まででした。

 店はもともと、経営者のB夫さん(38)とその妻が運営していました。A美さんが働き始めると、B夫さんは平日に営業と配達をするようになり、さらにアルバイトがもう1人増え、4人体制になりました。

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特定社会保険労務士

 大阪市出身。2023年、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。法学博士(大阪大学2026年)。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書(共著)に『労働事件予防の実務』(第一法規)など。http://www.sr-iyori.com/